※本データは材料特性に関するものであり、商品の性能を保証するものではありません。

我々が思い描く
心地いい未来へ。

除菌や消臭という行為には、大切な誰かへの思いやりがつまっています。
家族で快適な日々を過ごしたい、祖父母に健康であって欲しい。

東芝マテリアルでは、除菌・消臭性能を発揮する
独自の光触媒「ルネキャット®」で
思いやりがずっと続く、やさしい毎日に貢献していきます。
ココロもカラダもイキイキと、本当に心地よく暮らせる未来へ。

家族の写真

光触媒「ルネキャット®」とは?

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消臭※1
除菌※2
ウイルス
抑制※3

RENECAT®

ルネキャット®とは、東芝マテリアルが開発した光触媒。
太陽光はもちろん、部屋の明かりでも
臭いの元を分解、菌の増殖やウイルスの活動を抑制します。

ルネキャット®4つの特長

  • 特長1光触媒成分に三酸化タングステン(WO3)を採用
  • 特長2室内の照明にも反応※4
  • 特長3消臭効果に加え、菌の増殖やウイルスの活動を抑制
  • 特長4効果の持続性※5
  • ※1抑制の手段:光触媒 測定対象:トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタン、エチレン、アンモニア。 測定方法:検知管、またはマルチガスモニター。
  • ※2すべての菌を除菌するわけではありません。自主基準による。
  • ※3光触媒によるウイルス抑制 測定期間:北里環境科学センター 試験方法:ガラス板に光触媒を塗布、乾燥させたサンプルにフィルム密着法にて抗ウイルス試験を実施。試験結果:8時間で99%以上抑制(6種類のウイルスで確認)
  • ※4メカニズム 参照
  • ※5光触媒表面にたばこのヤニや汚れ物質などが多く存在する場合、効果を実感できないことが御座います。

性能

性能持続性のアイコン

実証データ

性能持続性

ルネキャット®は光触媒。残留している間は効果を発揮します。※1

※1:光触媒表面にたばこのヤニや汚れ物質などが多く存在する場合、効果を実感できない場合があります。こすられた場合など、物理的にルネキャット®が脱落する場合があります。また、高熱にさらされたり、強酸強アルカリのものと触れた場合などは光触媒そのものが変質して光触媒効果がなくなることがあります。

顕微鏡観察による光触媒「ルネキャット®」の抗菌効果(ムービーコンテンツ)

ルネキャット®が可視光下で大腸菌や黄色ブドウ球菌の増殖を抑える様子を顕微鏡で観察しました。

メカニズム

光触媒とは

光のエネルギーを吸収して他のものに変換するものは色々あります。
例えば太陽電池は光のエネルギーを吸収し、電気エネルギーに変換、電気を発生します。
光触媒は太陽光や室内光といった光のエネルギーを吸収し、物質を酸化させる物質である 「活性酸素種」というものを発生します。これらに臭い成分や菌・ウイルスが触れると、 臭い成分は酸化・分解され、菌やウイルスはダメージを受け、増殖が抑制されます。

電子と正孔(ホール)が活性酸素種を発生

光触媒に光が当たると、光を吸収して「電子」が励起し、元の電子がいた所は「正孔(ホール)」というものになります。
それらは周囲の水分子や酸素分子などと反応し、水酸化ラジカルや過酸化水素といった活性酸素種を発生します。

強い酸化力で有害物質を酸化分解

「正孔(ホール)」や「活性酸素種」は強い酸化力があり、臭い成分やVOC※1などの有害物質を酸化させて分解※2し、消臭機能※3を発揮します。 また、菌やウイルスに対しては酸化反応によりダメージを与え、菌やウイルスの増殖を抑えます。※4

  • ※1:VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)塗料、接着剤、燃料などから発生する揮発しやすい有機化合物の総称。
  • ※2:全ての物質を分解するわけではありません。
  • ※3:光触媒表面にたばこのヤニや汚れ物質などが多く存在する場合、効果を実感できない場合があります。
  • ※4:菌・ウイルスは水や炭酸ガスまでは分解されません。
メカニズムの図

光触媒はどんな光が当たっても活性酸素種を生成するの?

光触媒は、光エネルギーを吸収してはじめて、活性酸素種を生成します。
吸収しない光では活性酸素種はできません。

光触媒として最も有名なのは酸化チタン(TiO2)です。
酸化チタンは白色をしています。色が白いのは可視光(目で見える光)をほとんど吸収しないためです。
しかし紫外線は吸収するため、一般的な酸化チタンは紫外線を吸収して活性酸素種を発生させます。

➡ルネキャット®は可視光でも活性酸素種を生成する可視光応答型光触媒です。

ルネキャット®は酸化タングステン(WO3)を主成分としており、青い光まで吸収することにより、淡黄緑色に見えます。そのため、紫外線だけでなく可視光の青い光でも活性酸素種を発生させます。

ルネキャット®スラリー
光のスペクトルとルネキャット®が吸収する波長域

光触媒は一般の消臭剤や抗菌剤と何が違うの?

➡一般の消臭剤や抗菌剤はやがて枯渇し、効果が長続きしません。

一般的な消臭剤はにおい成分を吸着したり、化学反応させて別の物質にしたり、別のにおいで 悪臭成分を隠したりしますが、時間が経つと効果がなくなったり、やがて枯渇してしまいます。 一般的な抗菌剤も抗菌成分がなくなると効果がなくなってしまいます。
一般の消臭剤と抗菌剤の説明

➡光触媒は枯渇しない※5ので、効果が長続きします。

光触媒は、触媒ですので光エネルギーを吸収して、電子が励起しますが、活性酸素種を発生した後は元の状態に戻ります。励起した電子が抜けた正孔(ホール)、励起電子により発生した活性酸素種はにおい成分や抗菌成分と反応して効果を発揮します。
光触媒自体は枯渇しないため※5、光触媒の表面が汚れたり、たばこのヤニや接着剤のような阻害物質で覆われたりしないかぎり、光触媒反応の起こる波長領域の光エネルギーがあれば、光触媒効果を発揮します。

※5 :こすられた場合など、物理的に光触媒が脱落する場合があります。また、高熱にさらされたり、強酸強アルカリのものと触れた場合などは光触媒そのものが変質して光触媒効果がなくなることがあります。

安全性

さまざまな安全性試験を実施し、
光触媒工業会の安全性基準をクリアしています。

光触媒工業会は、光触媒技術の向上と高品質な製品の供給によって健全な市場形成を促すことにより、関連産業の発展と国民生活の向上に寄与することを目的とする団体です。光触媒ルネキャット®(WO3)は経口毒性、皮膚に触れたときの皮膚一次刺激性、アレルギー性など、弊社が実施した安全性試験は、光触媒工業会の安全性基準項目も含んでおり、その基準レベルに達しています。

試験項目 光触媒工業会安全性基準 ルネキャット®(WO3)の試験結果 試験機関名
急性経口毒性 2000mg/kg以上(LD50)であること 2000mg/kg以上(LD50)であることを確認(*評価可能上限値以上) (財)日本食品分析センター
皮膚一次刺激性 弱い刺激性以内であること(刺激性P.I.I値0~2.0) 弱い刺激性(P.I.I値=0.7) (財)日本食品分析センター
変異原性試験 陰性であること 陰性 (財)日本食品分析センター
皮膚感作性試験(アレルギー試験) 陰性であること 陰性 (財)日本食品分析センター
急性経皮毒性 基準なし 2000mg/kg以上(LD50)であることを確認(*評価可能上限値以上) (財)日本食品分析センター
眼刺激性試験 基準なし 軽度刺激物レベル(於:非洗眼群)
無刺激物レベル(於:洗眼群)
(財)日本食品分析センター
皮膚に対する光毒性試験 基準なし 無刺激物(太陽光下、蛍光灯下) 日油(株)
筑波研究所
吸入毒性試験 基準なし 陽性物質の天然水晶と比較し、
肺のダメージが少ない。(水と同等)
東京理科大学薬学部
薬効物理化学研究室

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