アモルファス磁性部品
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金属磁性材料の中で結晶構造を持たないという非常にユニークな特徴を持った材料があります。東芝マテリアルではこの結晶構造を持たないアモルファス磁性合金の優れた磁気特性に着目し、世界に先駆けて研究・開発を進めてまいりました。
研究当初は「夢の合金」と呼ばれたアモルファス合金が、近年では皆様の身近な電子機器(デスクトップパソコン、複写機、プリンタなど)に応用されています。
アモルファス磁性部品は、電子機器のダウンサイジングによる省エネルギー化・低ノイズ化などを実現し、環境に配慮した製品になっています。

アモルファス合金とは
アモルファス(Amorphous)合金とは、原子の配列が結晶構造を持たない金属の総称です。
通常の合金は、規則正しい金属結晶構造を持っていますが、アモルファス合金は原子がランダム(ばらばら)に配列されています。
磁気特性に着目すると、アモルファス合金は結晶構造を持たないために結晶磁気異方性がありません。また固有抵抗値も大きくなると同時に、直接極薄リボンを製造するので渦電流損失が小さくなり、磁気特性が格段に向上します。
東芝マテリアルでは、液体(溶湯)急冷方法を用いてコバルト(Co)基アモルファス合金を製造しております。溶融金属を高速で回転する冷却ロールに吹き付け、毎秒約100万度の冷却スピードによって溶融金属が結晶構造を形成する前に固体化させることで、アモルファス状態のリボンが得られます。
通常の合金は、規則正しい金属結晶構造を持っていますが、アモルファス合金は原子がランダム(ばらばら)に配列されています。
磁気特性に着目すると、アモルファス合金は結晶構造を持たないために結晶磁気異方性がありません。また固有抵抗値も大きくなると同時に、直接極薄リボンを製造するので渦電流損失が小さくなり、磁気特性が格段に向上します。
東芝マテリアルでは、液体(溶湯)急冷方法を用いてコバルト(Co)基アモルファス合金を製造しております。溶融金属を高速で回転する冷却ロールに吹き付け、毎秒約100万度の冷却スピードによって溶融金属が結晶構造を形成する前に固体化させることで、アモルファス状態のリボンが得られます。
原子配列モデル

製品ページへのリンク
アモルファス磁性部品についてのよくあるご質問
- 最大使用温度はどのくらいですか?
- コア温度120℃(自己温度上昇分含む・自然空冷)です。ただしFSシリーズは85℃(自己温度上昇分を含む・自然空冷)になります。
- 最低販売数量単位はどのくらいですか?
- ABWシリーズは2kpです。ABDYシリーズは5kpまたは10kpとなります。その他のアモビーズにつきましてはアモルファス総合カタログに記載しております。また、スパイクキラー(SSシリーズ)、可飽和コア(MT/MSシリーズ)、高透磁率コア(FSシリーズ)は100pの倍数になります。
但し、取扱い商社様等や海外等の向け先により変わることがありますので、別途取扱い商社様または弊社営業部まで照会して下さい。
- アモビーズや可飽和コアのサンプルが欲しい。
- こちらのページをご参照ください。
- 鉛フリーやRoHS指令に対応していますか?
- 2021年末現在で、対応済みです。
- RoHS指令の非含有証明書を入手したい。
- アモルファス磁性部品の各ページの下段より、ダウンロードできます。
カタログ
- アモルファス総合カタログ(PDF:約2.6MB)
- アモルファス磁性部品の関連用語集が、アモルファス総合カタログの22ページにあります。