クリーンエネルギー
クリーンエネルギーで地球環境を守ります
環境について
東芝マテリアルは、クリーンエネルギーに携わる部品材料を製造・開発しています。
例えば、風力発電機のベアリング(軸受け用)ボールや、電気自動車・ハイブリット車のパワーコントロールユニットの絶縁放熱基板が挙げられます。
風力発電機用ベアリングボール
風力発電機のベアリングは、
- 風が強い沿岸沿いに多く設置されているため、潮風に晒される
- 回転中に電気による腐食(電食)が発生する
- 非常に大きなベアリングで、遠心力による負荷が大きい
といった、非常に過酷な環境にさらされています。しかし、風力発電機は地上40m以上の地点のものが多く、メンテナンスが非常に負担でした。
東芝マテリアルの窒化ケイ素ベアリングボールは、金属球と違い腐食・電食に強く、さらに高強度と耐磨耗性に優れた、非常に長寿命な部品です。
『メンテナンスフリー』の素材として数多くの風力発電機に使用されており、地球のエネルギーを支えています。
電気自動車・ハイブリット車のパワーコントロールユニット用絶縁放熱基板
パワーコントロールユニットとは、電気自動車やハイブリット車で、電池からの電気をモーターに流すための部品です。ここでは、昇圧や電気の直流から交流への変換、モータの回転数の制御、といった電気制御を行っています。
パワーコンとロールユニット内の半導体部分でこの電気制御を行いますが、半導体は通電すると発熱をしてしまうため、外部に熱を逃がす必要があります。しかし、ヒートシンクはアルミ等の金属がほとんどで、そこに電気が流れてしまうと部品が壊れてしまい電気制御が不可能になってしまいます。
半導体とヒートシンクの間には、熱は逃がすが電気は通さない素材が必須です。
東芝マテリアルの窒化ケイ素セラミックス基板は、世界最高レベルの高い熱伝導性と絶縁性を誇り、半導体を熱から守ります。さらに、他素材の数倍の高強度特性を有しており、穴を開ける、ねじ止めをする、といった、従来不可能だった構造を可能にします。
地球環境に優しい車を、確かな性能と信頼性で支えています。
