1909(明治42)年、東芝の前身である東京電気は、日本で初めて電球用タングステン・フィラメントの製造を開始しました。
銀座に初めてのアーク灯(電灯)が灯されてから31年後の出来事です。その頃、社会の急速な近代化とともに、東京の家庭には電灯が一気に普及し始めていました。
ルネキャットの原料であるタングステンと私たち東芝、その開発の歴史はそんな時代まで遡ります。金属元素のひとつであるタングステンという材料は耐熱性が高く、長年、電球のフィラメントとして活用され続けてきました。
私たちは、タングステンのさらなる進化を目指し、独自に研究を進め数多くの技術を蓄積してきました。