アモルファス磁性部品の
デジタル複写機用スイッチング電源への応用
東芝マテリアルでは、1981年に当時新素材の目玉と注目されていたアモルファス合金を、スイッチング電源用磁性部品(可飽和コア)として世界で初めて商品化しました。当初は電源の出力制御用途のみでしたが、その後スイッチングノイズをソフトリカバリ化し、出力ノイズを大幅に低減したスパイクキラー®、アモビーズ®を相次いで商品化しました。さらには、遅
延素子GSを開発し、待機電力の低減に有効な部品として活用されています。
これらスイッチング電源用アモルファス磁性部品にはCoを多く含む合金を用いています。この用途に適した材料開発には合金組成およびプロセスの両面から詳細な検討を進めてきました。Coを多く含むアモルファス合金は最も優れた軟磁性材料(磁場によって瞬時に磁気飽和する性質を持つ磁性材料)ですが、その飽和に至る過程では優れた磁気特性を持つがゆえに、アモルファス合金薄帯表面のわずかな凹凸にも影響されます。そこで、上記した通り、組成とプロセスの最適化で表面平滑性に優れたアモルファス合金を作製し、スイッチング電源用磁性部品として必要な角形性(磁気飽和のし易さ)、高透磁率、低損失を実現しています。
最近の適用事例として、デジタル複写機用スイッチング電源への適用例を紹介します。
この事例では出力制御にアモルファス可飽和コアを用いることにより、小形化、高効率と高信頼性を達成しています。この電源は動作周波数150kHzの多出力(24V,5V、3.3V)で、デジタル複写機の多機能化による電源の大容量化に対する小形化対策に貢献しています。
デジタル機器のコモディティ化が進むにつれ、いかに低消費電力、小型化した商品を出していけるかが戦略上重要になってきています。
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東芝マテリアルのスイッチング電源用磁性部品(可飽和コア)が持つ角形性、高透磁率、低損失という特性が電源の大容量化に対する小形化対策に貢献しています。
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