技術・研究開発

摩擦攪拌接合用窒化ケイ素セラミックスツール

技術・研究開発

     

掲載日:2016年4月7日

 摩擦攪拌接合とは、回転するツールを被接合体材に押し当てることで摩擦熱を発生させ、母材を攪拌(塑性流動)させることにより接合する技術です。
 東芝マテリアルでは窒化ケイ素ツールを開発し、アルミニウム、銅、などの低融点金属だけではなく、高融点の鉄鋼材料でも接合を実現しました。

特長

 摩擦攪拌接合ツールは、高温下での耐摩耗性が要求されます。窒化ケイ素は他素材に比べ、耐摩耗性に優れています。

耐摩耗性 比較

接合強度

 東芝マテリアルで新開発した窒化ケイ素ツールはSPCC重ね合わせ(冷間圧延鋼板1mm厚の2枚重ね)接合体の強度を高レベルで維持することが可能となりました。

引張せん断強度グラフ

上記データは広島県立総合技術研究所との共同研究により、2014年にJIS_Z3136に基づく試験にて評価されたものです。標準窒化ケイ素は当社TSN-03です。
JIS_Z3136:抵抗スポット及びプロジェクション溶接継手のせん断試験に対する試験片寸法及び試験方法


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