東芝トップページ お問い合わせ
東芝マテリアルトップページ 製品情報 事例紹介 FAQ 研究開発 企業情報 サイトマップ

トップ > 研究開発 > 新技術 > 【テーマ5】可視光応答型光触媒

English

新技術

【テーマ5】
可視光応答型光触媒

東芝マテリアルは、光に反応することで消臭や抗菌作用などの効果がある光触媒について、世界で初めて室内などの低照度環境(200ルクス*1程度)でも従来型・酸化チタン系光触媒の30倍以上のガス分解性能を有する、非酸化チタン系複合材の可視光型光触媒を開発しました。

今回開発した光触媒は、酸化物の複合材で、100nm*2以下の微粒子状に加工する技術をはじめ、表面ナノ構造の最適化、及びナノスケールの原子配置に着目した活性化処理を用いることで、光吸収帯域の範囲を広げ、200ルクス程度の可視光でも十分な反応を得ることに成功しました。また、紫外光を含まない白色LEDの光に対しても同様の効果があることを確認しました。

従来の光触媒は、酸化チタン系の材料を用いた、紫外光で反応するタイプのものが主流で、主に屋外での用途に限られていました。また、室内での利用を可能とするために開発された酸化チタン系可視光応答型光触媒では、十分な反応を起こすには6000ルクス以上の照度が必要であり、実際の室内光の低照度域では十分に反応しないなど、期待されるほどの効果が得られていませんでした。

これまで、紫外光応答型の光触媒は住宅の外壁材・窓ガラスなど、市場での用途が限られていました。今回開発した可視光応答型の光触媒は、屋内などの低照度環境でも高いガス分解性能や抗菌作用をもつため、室内の壁紙や家具をはじめ家庭内や病院、学校などの公共施設内での環境浄化、家電製品の高機能化など、広範囲への適用が期待され、その市場規模は2011年には600億円超と予想されます。

今後、当社は実用化に向けて、家庭や公共施設内の生活周辺部材・機器への幅広い応用拡大に向け、各分野の有力企業と共同で開発し、2011年に可視光型光触媒市場で売上高100億円規模への事業拡大を目指します。

また、東芝グループでは、環境負荷の少ない、新しい豊かな価値を創造していくことが最も重要と考え、「地球内企業」として、よりよい地球環境の実現に向け先導的な役割を果たしていくことを目指しています。当社においても、今回開発した光触媒により、室内などの生活空間で有害物質分解、脱臭、抗菌などの環境浄化を通して、快適・安全・安心な生活環境の実現に貢献していきます。

[光触媒研究で世界的権威である 藤嶋昭氏(東大特別栄誉教授)からのコメント]
光触媒は、日本が世界をリードしている技術で、次の課題は可視光での性能をさらに向上して屋内での用途を広げることである。東芝マテリアル株式会社の成果は、屋内応用で重要な実際の室内の光環境(明るさ)で十分な性能を発揮する点に注力して開発されたもので、今後の実用化が期待される。

*1 200ルクスとは、一般家庭の居間での団欒に適した明るさ
*2 nm:ナノメートル。10-9m 


可視光型光触媒 RENECAT®(ルネキャット)ご紹介

本件についてのお問い合わせ先

 製品に関するWebからのお問い合わせ

新技術へ戻る

↑ このページのトップへ